心理学用語

コンコルド効果とは、投資を進めると損失が出ると分かっていても、これまで投資した資源を惜しみ、投資継続してしまう心理バイアスです。この効果は、超音速旅客機コンコルドの開発失敗から名付けられました。コンコルドは、1969年にイギリスとフランスが共同で開発した超音速旅客機です。開発費は100億ドルを超え、当時としては世界最高額の航空機でした。しかし、コンコルドは燃費が悪く、運賃も高かったため、採算が取れず、1976年に就航した後、2003年に運航を停止しました。

コンコルド効果は、コンコルドの開発失敗以外にも、さまざまな場面で起こりうる現象です。例えば、ギャンブルでは、負け続けていると、負けを取り戻そうとさらに賭けてしまうことがあります。これは、これまでに賭けたお金を無駄にしたくないという心理が働いているためです。また、恋愛においても、相手に嫌われてしまうかもしれないとわかっていても、関係を続けてしまうことがあります。これは、これまでに費やした時間や労力を無駄にしたくないという心理が働いているためです。

コンコルド効果は、人間の心理が関係しているため、完全に防ぐことはできません。しかし、この効果を理解することで、冷静な判断を下すことができるようになり、損失を減らすことができます。

コンコルド効果を防ぐためには、以下の点に注意しましょう。

* 投資のリスクを十分に理解する。

* 投資の目標を明確にする。

* 損切りのルールを決めておく。

* 感情に流されずに冷静に判断する。

コンコルド効果は、人間の心理が関係しているため、完全に防ぐことはできません。しかし、この効果を理解することで、冷静な判断を下すことができるようになり、損失を減らすことができます。

参考URL:

コンコルド効果 - Wikipedia


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